枕と枕カバーはどれくらいの頻度で洗濯するべき?安眠に導く枕のお手入れ方法を解説します

枕と枕カバーはどれくらいの頻度で洗濯するべき?安眠に導く枕のお手入れ方法を解説します

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枕って、掛け布団とか敷布団とかに比べれば地味な存在ですけど、睡眠を取る上ですごく大事なものですよね。「マイ枕」なるものがないとよく眠れないなんて方もいらっしゃりますし、「枕専門店」というものも普通にショッピングモールにある時代ですし(この前イオンで見かけました)。

だからこそ、こんなふうに考えてしまう方もいらっしゃると思います。

  • 枕をできるだけ長く・清潔に使い続けていきたいな
  • どれくらいの頻度で枕を洗濯すればいいんだろう?
  • 枕の正しいお手入れ方法ってどうやってやればいいの?

これらは枕に関して皆さんが抱きがちなものですが、これら全てのことを解決しちゃいましょう!

というわけでこの記事では、枕の洗濯頻度やお手入れ方法など、「枕のお手入れ術」をテーマとして扱っていきます。毎日安眠するためには、良い状態の枕が必要不可欠ですから、この記事を通じて正しい知識をつけていきましょう!

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この記事をご覧いただきありがとうございます、家事ライターのmamoruです。家事の中でもかなり地味でマニアックなのが、枕のお手入れだと思います。今回はその正しい情報を皆さんに伝えていこうと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです!

枕の洗濯、実は「人生」単位で大事なものってご存知でした?

サムズアップする男性

さて、早速記事を始めさせていただきますが、まずは枕にまつわるちょっとした小話にお付き合いいただければと思います。手っ取り早く枕のお手入れ方法だけを知りたい方は、画面を下にスクロールして次の章へと飛んでOK。

で、まず筆者の方で強調しておきたいのが、

『枕の洗濯やお手入れは、”人生”単位で大事なものだ!』

ということなんです。

布団の上で「人生の1/3」を過ごすという事実・・

枕と人生というちょっと訳の分からない話になってしまい恐縮ですが、そもそも枕は睡眠の際に使用するものじゃないですか?そしてこの睡眠というのは、1日のうちおよそ1/3、言い換えれば「人生のうち1/3」のウエイトを占める、我々・・、というより「我々の脳」にとって必要不可欠な「休息時間」です。

そして、当然の話ですが睡眠が良ければ体調も良くなりますし、人生も良い方向へと進んでいきやすくなります。そしてこれは逆も然りということで、つまり枕にこだわるということは、自分の人生そのものにこだわることと全く同義なことなんですよね。

したがって、より良い人生を送りたいというのが全人類共通の望みだとするならば、「枕のお手入れにこだわる」ことに力を入れることが、全人類のすべきことと言うのはやや強引な結論感は否めませんが、それでもそれなりの説得力を持つものだと思います。

枕と枕カバーはどれくらいの頻度で洗う?アンケート調査を実施!

枕の重要性について説いた上で、ここで1つ、世の中の皆さんの「枕のお手入れ事情」について紹介させていただきます。今回宅配クリーニングサービス比較NAVIでは、独自に以下のWebアンケートを実施いたしました。

調査目的 適切なコンテンツの提供を目的とした洗濯に関する意識調査
調査方法 WEBアンケート(ランサーズ)
調査対象者 一般男女10代~70代
有効回答数 300名
調査実施期間 2020/7/13~2020/7/16

それでは、そのアンケートの結果をご覧ください。黄色が枕本体、オレンジが枕カバーの洗濯頻度となっていますが、『グラフの最も盛り上がっている部分』に注目しましょう。

なんと、300人中、およそ半分に到達する120人程度の方々が、枕を「全く洗濯はしない」として回答したのです。一方で、枕カバーは週1が多勢を占める結果となったので、

『枕カバーさえ洗っとけば問題ないっしょ!』

というのが皆さんの枕のお手入れに関する本音だということが透けてきますよね。

確かに、肌経由で染み付く皮脂や汗に関しては、ある程度枕カバーやパッドが吸収して受け止めてくれるのは事実です。しかし、長い期間無傷でいられるかというと決してそうではなく、微量ずつですが枕本体も汚れていきますし、カバーを貫通しやすい「よだれ」の存在も非常に気がかりです。

したがって、枕カバーに加えて、やはり枕本体もお手入れをしっかりする必要があるというわけなんですね。

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まあ、枕にこだわったからといってお金持ちになれる訳じゃないですし、急に身長が伸びてイケメンになれるわけでもありません・・(笑)では、枕にこだわることで自分にどのような好影響が出てくるのか、次のセクションでチェックしていきましょう。

枕のお手入れで人生はこんなにも変わる

ということで、ここでは枕のお手入れで、私たちの生活、ひいては人生にどのような良い影響をもたらしてくれるのかについて解説していきます。より分かりやすくお話をしていくためにも、

  • 睡眠
  • 美容

この2つの観点に分けて解説していくので、順番に見ていきましょう。

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「知ってるようで知らなかった」枕の与える良い影響について、詳しくチェックしていきましょう!

睡眠について

まずは枕の睡眠に与える好影響についてですが、睡眠環境科学研究所という睡眠研究機関の「”自分にあったまくら”と眠りとの関連性」という研究結果で、以下のような事実が明らかになっています。

  • 熟睡時間の増加
  • 睡眠に対する満足度の増加
  • 肩こり・首こりの軽減
  • 夜中に目覚める回数の減少

参考:コラボレーション – 睡眠環境科学研究所公式サイト

この研究はヘルスケア関連商品を開発する国内大手「オムロン」と、睡眠環境科学研究所とのコラボ研究になるのですが、自分に合った枕を使用することで、これだけの良い影響が出るということですから驚きですよね!

一方で、枕というのは結局のところ消耗品ですから、時間経過とともに劣化してしまうのも残念ながら事実。つまり、買った時から下り坂になってしまうので、購入時は「自分に合った枕」だったとしても、お手入れをサボって劣化速度が速くなってしまえば、どんどん睡眠が劣悪なものになってしまうことにつながってしまいかねません。

よって、良い睡眠を日常的に取っていきたいならば、枕のお手入れにしっかりとこだわるべきだということが分かりますよね。

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枕1つで睡眠にこれだけの影響を与えるなんて、やっぱり枕って偉大ですよね・・。枕すげえよ。

美容について

睡眠の次は美容について言及していきますが、一見すると枕と美容って全然関係のないようなものに見えますよね。もちろん良い睡眠が取れなければ美容に悪影響を与えてしまうことは事実ですが、これは枕というよりも睡眠が与える美容への影響ですし。

では、枕が美容に対してどのような悪影響を与えるのかですが、ポイントは「衛生的かどうか」です。というのも、枕は通常、後頭部や顔を乗せて睡眠を取るような使い方をするわけですが、枕のお手入れが不十分で雑菌まみれだったらどうなってしまうでしょうか・・?

考えるまでもなく、頭は痒くなるわ、顔にはニキビや肌荒れができるわ、まさに踏んだり蹴ったりの状態になりかねないんですよね。しかし、仮に頭に炎症が起こっていたり、あるいは顔にニキビや肌荒れが生じていたとしても、

  • ちょっと最近睡眠不足だからかな・・
  • 運動不足が原因ってことか
  • 野菜が足りないってことだし、食生活を改善しよう

おおよそこのようなことを考えるのが、一般的な日本人だと思うんです。皆さんもきっと心当たりがあるはずです。しかし、もしかしたら枕かもしれませんし、枕のお手入れをサボっているならその可能性は現実味を帯びてきます。

まあこんな感じに、枕のお手入れで頭・髪・顔といった美容にも大きな影響を与えてきますから、やっぱり大事なことなんだなってことを痛感しますよね。

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頭のかゆみも顔のニキビも、結局は細菌による炎症という話に落ち着きます。つまり、肌を清潔にしていればある程度防止できるものなので、枕のお手入れに気を配り、常に清潔にすることは大事なことってわけなんです。

枕の洗濯頻度とお手入れ方法を知ってみよう

ということで、枕のお手入れが睡眠、美容という人生の2大要素に与える影響は、それなりに大きいということを主張させていただきました。つまり枕のお手入れは非常に大切なことってわけですね。

しかし一方で、『枕の正しいお手入れ方法が分からない』という方がいらっしゃるのもまた事実です。先述しましたが、枕のお手入れは家事の中でも地味な存在ですし、学校とかでも習いませんしね・・。

ですが、ご安心を。次の章では枕の洗濯頻度、そして正しいお手入れ方法について詳しく解説しているので、気になる方は要チェックですよ!

枕の洗濯頻度はどれくらいがベスト?簡単なお手入れ術も知っておこう

というわけで、ここからは枕のお手入れ方法について解説していきます。といっても、今の時代、枕をむき出しのままで使っている方はほとんどいらっしゃらないので、

  • 枕カバー・枕パッド
  • 枕本体

この2つに分けてそれぞれお話を進めていくこととしました。それでは、順番に確認していきましょう。

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枕カバーや枕パッドはそれなりの頻度で洗濯している方も多いと思いますが、枕本体のお手入れを本格的にしたことがある方はそれほどいらっしゃらないのでは?ということで、詳しく見ていきましょう!

枕カバー・枕パッド編

まずは枕カバーと枕パッドについてチェックしていきましょう。枕カバーについては枕を入れている袋・カバーのことなので、なんとなく皆さん分かると思いますが、その上にさらに「枕パッド」というものを取り付けるのが主流になりつつあります。

そして、枕パッドには接触冷感や温感といった機能が与えられていることがほとんどで、どんどん枕も多様化していっているんです。したがって、まずはこれらのお手入れ方法から見ていきましょう。

【洗濯頻度】

まず枕カバーや枕パッドのお手入れ方法についてですが、枕パッドをつけているパターンとつけていないパターンとで変わってくるので、注意しておきましょう。詳しくは以下のまとめをご覧ください。

枕パッドなし・枕カバーあり
枕カバーを週1で洗濯する
枕パッドあり・枕カバーあり
枕パッドを週1で、枕カバーを月1で洗濯する
枕パッドあり・枕カバーなし
枕パッドを週1で洗濯する

※綺麗好きの方は、週1ではなく週2にしてもOK

ちょっとややこしく書いてますが、要するに、

『一番外側にあるものは週1で洗濯するべし』

ってことになります。こう覚えておけばスッキリしますよね。そして、先ほどのアンケート結果をもう一度見てみると、

枕カバーに関しては、「週1」というのが皆さんの常識として見て取ることができます。したがって、週1という頻度でカバーやパッドを洗濯するというのは、あまり違和感を感じたない方が多いでしょう。

しかしながら、この週1という頻度を若干多いように感じる方もいらっしゃるかもしれません。そういった方は、こうやって考えてみてはどうでしょう?

まず枕カバー、ないし枕パッドは、単純計算で1日の1/3、つまり8時間程度体と常に触れていることになります。つまり、1日の平均労働時間と同じくらい体に触れているわけです。では、1日働いて終わった後に着用していた衣類を、仮にその日に洗濯しなかったらどう思うでしょうか?

ほとんどの人が「汚い」と感じると思いますが、要するにこういうことです。しかも、人は寝ている時間でコップ数杯分の汗をかくというのが通説なので、週1という頻度でも「少ない」とさえ感じる方も出てくるでしょう。

したがって、週末になったら洗濯物の中に枕カバー、ないし枕パッドを放り込んでしっかり綺麗にすることを習慣にしましょう。こうすれば、常に清潔な状態で枕を使い続けることができちゃいますよ!

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なお、洗濯方法はラベルなどに注意書きがない限り、普通の衣類と同様の洗濯方法で問題ありません。枕カバーやパッドは直接顔と触れるので、自分の好みの香りの洗剤・柔軟剤を使用することをおすすめします!安眠につながりますよ!

Check:枕カバー・枕パッドを長持ちさせたいなら・・

枕カバーや枕パッドを週1という高い頻度で洗濯するとなると、それなりに高い頻度で洗濯することになるため、寿命が早めに来てしまう恐れがあります。もちろん、枕カバーやパッドは消耗品ですから、これを仕方ないと割り切るのも1つの選択肢です。

しかし、より長い寿命で使用していきたいならば、2種類以上のカバーやパッドを用意してローテーションさせてあげましょう。我々人間と同じように、繊維系の製品も休息を挟むことで長く使えるようになりますから、お気に入りのものがあったら2つ用意して、1週間ごとのローテを組んであげてみてはいかがでしょうか?

また、これは枕系の製品だけでなく、ほぼ全てのものに当てはまるものなので、1つのものを使い続けることは基本的に避けることを選んだ方が無難ですよ。

【お手入れ方法】

枕カバーや枕パッドの洗濯頻度については「週1〜2」と覚えておけばOKなので、続いてお手入れ方法について言及していきます。とは言うものの、基本的には一般的な衣類と同様なので、いつもの洗剤でいつものように洗ってもらえればそれでOK。アルカリ系の粉末でも、中世の液体・ジェルボールでも問題なしです。

一方で、

  • ニオイが気になる
  • よだれの跡が目立つ
  • 湿気があるのでちゃんと洗いたい

このような場合には、事前に洗濯桶の中に少量の洗剤とぬるま湯を張っておき、その中で「つけおき」をしてから洗うと、よりハイパワーで洗濯をすることが可能になりますよ。頑固なシミには手洗いをしてあげるのも良いですね。

洗濯した後は乾燥が必要になりますが、デリケートな生地でない限りは天日干しをしてしまってOKです、もちろん乾燥機にかけても問題はありません。日光に当てることでダニを死滅させることができますから、晴れた日を選んで洗うのもアリかも。

一方で、デリケートな生地だったり、接触冷感など多機能型だったり、あるいはお気に入りの柄・色がついたものの場合には、無難に日陰干しをしてあげましょう。紫外線で生地が痛み、品質が劣化する恐れがありますからね。

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枕カバーとパッドのお手入れ方法についてはこんな感じです。洗濯方法は普通の衣類と同様なので、頻度を週1〜2程度で見てもられば、常に快適な状態で使い続けることができますよ!

枕本体編

では続いて、枕の本体についてのお話に入っていきます。一昔前までは『低反発スゲー!』みたいな時代だったわけですが、今の時代は枕1つとっても本当に色々な種類の製品が揃っています。当然使用される素材もたくさんあり、素材ごとに機能性が異なるわけですが、お手入れという観点で見ると『どういうお手入れをすればいいのか』と迷ってしまうキッカケになってしまうんですよね。

ということで、まず最初に洗える素材と洗えない素材について素材別にカテゴライズしてみました。以下のまとめをご覧ください。

洗える素材

  • わた
  • ポリエステルわた
  • パルプ
  • 高反発ファイバー
  • マルコビーンズ

洗えない素材

  • ビーズ
  • 羽根
  • そば殻
  • 低反発ウレタンフォーム
  • 高反発ウレタンフォーム
  • 羽毛

あくまで個人的な主観が入っている点はご了承いただきたいですが、ビーズや羽根は意見が分かれるところです。この2つは洗えると言えば洗えるんですが、単に洗えるのと「自宅で手軽に洗える」のは意味が違いますよね。

したがって、「自宅で手軽に洗う」という観点から見ると、以上のような分類になることは覚えておいて欲しいところですね。

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洗えない素材を無理に洗ってしまうと、品質の大幅な劣化につながります。ウレタン系の枕は高品質として売り出されていますが、お手入れ方法がやや煩雑なので、「お手入れのしやすさ」という観点で枕を選ぶのも意外と大切だったりしますよ。

【洗濯・お手入れ頻度】

さて、枕本体の洗える素材と洗えない素材をハッキリさせたところで、続いて洗濯・お手入れ頻度について見ていきましょう。

枕カバーやパッドの場合には「週1〜2」という頻度を提案しましたが、枕本体の洗濯やお手入れに関しては「年数回」をメドにしてもらえると良いですね。神経質でない方は年2回、より清潔な状態を好むなら1シーズンに1回の年4回で問題ありません。

『枕カバーは週1回なのに、本体は年数回でいいの?』

と疑問の感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも枕本体はカバーやらパッドやらでしっかりと保護されています。つまり、直接肌に触れる機会が皆無ですから、皮脂や汚れが直接付着することはほとんどないのです。

しかしながら、よだれや汗などの体液に関してはカバーやパッドをしていても微量は本体についてしまうので、それを加味すれば「半年に1度」という数字が出てくる・・、こんなイメージを持ってもらえればいいと思います。

Column:お手入れを忘れずに行うには?

枕カバーやパッドは週1ということで、週末に洗濯するといったことをすれば、洗濯やお手入れを忘れることはほとんどないでしょう。

しかし、本体のように頻度が極端に少なくなると、お手入れや洗濯を忘れてしまう可能性が出てきますよね。先述のように、本体はカバーで覆われていると言えど、長い時間の間に色々なものが付着しますから、やはり定期的なお手入れは必須。では、お手入れや洗濯を忘れることを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?

個人的におすすめしているのが、「四季(4月・7月・10月・1月)の最初の休日にお手入れを行う」という方法です。年4回ならピッタリ回数を稼げますし、年2回なら4月と10月に行えば乾きやすい時期なので手間がかかりません。

また、この時期は衣替えとも重なっているので、『衣替えのついでに枕のお手入れ・洗濯をする』という気持ちでいれば、決して忘れることなく実行に移すことができるはず。このような工夫をしていけば、恒久的に清潔な枕を使い続けることができますよ!

【お手入れ方法】

枕本体の洗濯頻度に続いて、お手入れ方法について解説していきます。洗濯できる枕とそうでない枕でやり方が変わってくるので、両者についてそれぞれチェックしていきましょう。

念の為、もう一度洗える素材と洗えない素材をチェックしてみてください。

洗える素材

  • わた
  • ポリエステルわた
  • パルプ
  • 高反発ファイバー
  • マルコビーンズ

洗えない素材

  • ビーズ
  • 羽根
  • そば殻
  • 低反発ウレタンフォーム
  • 高反発ウレタンフォーム
  • 羽毛
洗濯できる枕

まずは洗濯できる枕からです。どのような洗濯方法がベターなのかの手順をまとめてみたので、まず以下のまとめでチェックしておきましょう。

1:洗面台にお湯と粉洗剤を入れる
湯温は30〜40度程度。枕カバーやパッドは外しましょう。
2:揉み洗い後、10分程度つけ置きする
手荒れ防止のため、食器洗い用手袋など着用しましょう。
3:脱水後、再度「2」を行う
洗濯ネットに入れ洗濯機で脱水後、再度揉み洗いをする。
4:風通しの良い場所で陰干しする
かなり時間がかかるので、気長に待つ。跡がつくので洗濯バサミはNG。

本格的にやるとなるともう少し解説が必要になるのですが、自宅でやる程度ならこの3ステップだけで十分キレイになってくれますから、是非皆さんの手で実践してみて下さい。

といっても、文字だけで言われても具体的なイメージが湧いてこないと思うので、参考までに筆者の方で枕の洗濯をしてみた洗い方を写真付きでお届けします。

1:洗面台にお湯と粉洗剤を入れる

まずはこのステップから。洗面台にお湯と粉洗剤を入れていきましょう。

枕の洗濯手順1

写真で見るとこんな感じですね。湯温はぬるま湯、枕カバーやパッドは外しておきます。また、粉洗剤と書いていますが、液体洗剤でも問題ありませんよ。

2:揉み洗い後、10分程度つけ置きする

下準備が整ったら、枕本体を揉み洗いしていきます。洗濯用洗剤+ぬるま湯という環境で尋常ではない肌へのダメージがもたらされるので、

枕の洗濯手順2

このような感じの装備で臨むことを推奨します。筆者は男なのにすぐに手荒れしちゃうので、手袋はあった方が良いです。

やること自体は簡単で、枕を丁寧に揉み揉みしていくだけです。強い力は不要で、吸わせた水分を上から押し付けて出す。これを繰り返すイメージですね。

手入れをしてこなかった枕の場合、『うっわ、こんなに汚れてたのかよ・・』とちょっと引くレベルで汚れた水になることもあるくらい、効果てきめんな方法。

実際、今回洗った枕はしばらくお手入れをサボってしまっていたものでしたが、

枕の洗濯手順3

このように「濁った水」がタップリと出てきました。ばっちいですね。これを見ると、『やっぱり枕そのものも洗ってあげないといけないんだな』って感じますよね。

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なお、枕は私たちの想像以上にデリケートなので、強い力を入れてもみ洗いをすると型くずれの原因になります。枕にとって型崩れは致命的なので、弱い力で水をくぐらせるようなイメージでお手入れをしてあげてください。

3:脱水後、再度「2」を行う

十分な揉み洗いを終えたら、洗濯機で脱水を行っていきます。といっても、完全な脱水を行う必要はありません。

『一番弱い設定で1分の脱水』

これで十分なので、洗濯ネットに入れてやってみましょう。

そして、脱水が終わったら再度「2」のステップを行って、また「3」を行う。これを水に汚れが浮かなくなるまで繰り返します。

4:風通しの良い場所で陰干しする

洗濯が無事に終わったら、最後に風通しの良い場所で陰干しをしてお手入れ終了!この時、洗濯バサミで挟んでしまうと、枕に跡がつきかねないというか、ガッツリついてしまうので、平らな場所に置いて干すことをおすすめします。

また、枕は想像以上に水分を吸っているので、乾かすまでに非常に時間がかかります。湿気の多い夏前のシーズンなんかだと、1日かけても乾ききらないなんてこともあるので、なるべく通気性の良い場所で干すようにしてくださいね。

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ということで、洗濯できる枕のお手入れ方法は以上です。最も重要なステップは、ズバリ最後の乾燥!完全に乾ききらない枕を使用すると、あっという間にカビやら欽也らが増殖してしまうので、100%乾燥させることを心がけてください。触ってみて多少なりとも水分を感じたら、継続して乾燥させましょう。

洗濯できない枕

続いて、洗濯できない枕のお手入れ方法についても解説していきますが、こちらは改めてご自身の枕のタグを確認してみてください。そして水洗いができないタイプの枕は、正直言って、できることは限られています。詳細は、以下のまとめをご覧ください。

そば殻系
中身のそば殻を新聞紙などの上に出して、日光に当てておく。
そば殻系以外
平らな場所で日光に当てておく。

シンプルで分かりやすいと言えば聞こえが良いですが、逆に言えば『汚してしまった時のケアがしにくい』ということでもありますよね。特に数千円や数万円するウレタン系の高品質枕をお持ちの方は多いと思いますが、この手入れのしにくさが取り回しの悪さにつながり、大きな欠点だと言えます。

したがって、洗えない素材でできた枕を使用している方は、カバーやパッドを厚めに用意し、それらを頻繁にお手入れするこまめなケアが必要になりますので、覚えておいてくださいね。

寝具向け宅配クリーニングに出すのもアリかも?

以上が枕本体の洗濯・お手入れの洗濯頻度と方法になります。洗える素材・洗えない素材でやり方が変わってくるので、洗えない素材を水で濡らしてしまうなんてことは絶対にやらないようにしましょう。

しかし、こんなことを感じてしまう方も恐らくいらっしゃると思います。

『自分の枕は洗えない素材なんだけど、陰干しだけじゃやっぱり不安・・。どうにかしてキレイにしたいな』

こう思ってしまうのも無理はないですよね。だって、洗える素材も、洗えない素材も、汚れ具合としては全く同じじゃないですか?それなのに、素材で洗える・洗えないが出てきちゃうと、不公平というか、『洗えない素材は汚いままでいろってこと?』と感じてしまうのは仕方ないことです。

で、そういった方に向けておすすめしたいのが、ズバリ「寝具向けクリーニング」になります。今のご時世、色々なクリーニングサービスが存在しているのですが、布団や枕といった寝具を専門的に扱うクリーニング店というのもまた、存在しているのです。

中でもおすすめなのが、宅配クリーニングというサービスです。普通のクリーニングは店舗まで自分で衣類や寝具を持っていかなければいけなかったですが、宅配クリーニングではネット経由で注文をし、集荷の人に寝具を渡してあとは家で待っているだけというお手軽さなので、量と重さがある寝具との親和性は非常に高いというわけなんですね!

なかなかしっかりとお手入れをする機会に恵まれない寝具のクリーニングは本当に重宝しますから、皆さんも枕を含めて是非一度クリーニングに出してみてください。

まとめ

というわけで、この記事では枕の洗濯頻度やお手入れ方法について解説してきましたが、いかがでしたか?

独自のアンケートにより、枕カバーは洗濯する一方で、枕本体はほとんど洗濯しないという現代人の傾向が明らかになってしまいました。その一方で、枕は睡眠に決して少なくない影響を与えることがわかっており、枕カバーに関しては週1〜2、枕本体が1シーズンに1度の3ヶ月に1回という頻度が理想だという結論です。

また、枕カバーは普通の洗濯物と同様の方法で問題ありませんが、枕本体ではそもそも、洗える素材・洗えない素材で大別され、それぞれでお手入れの方法は変わってきます。洗えない素材を水で濡らしてしまうと、目も当てられない結果となってしまうので、自分の手持ちの枕がどういった素材で構成されているのか、一度確認した方がよさそうです。シーツやタオルケットなども同様にお手入れ可能なので、定期的なお手入れを欠かさないようにしましょうね!

というわけで、今日はこの辺で。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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