ジーパンは洗濯するべき?色落ちせずに長持ちするジーパンのお手入れ方法を解説

ジーパンは洗濯するべき?色落ちせずに長持ちするジーパンのお手入れ方法を解説

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ジーパンは洗濯すべきか、それとも洗濯しない方が良いのか。まさにこれは究極の二択です。

『お気に入りのジーパンは着用する機会が多いからそりゃ洗濯すべきなんだろうけど、お気に入りのジーパンだからこそ洗濯をしてヘタに劣化させたくない・・。』

洗濯すべきかどうかで悩んでいる方は、例外なくこのようなことを考えていると思います。しかし、普通に考えてください。ジーパンでもなんでも、数回着用しただけでやはり汚くなりますから、洗濯をしてあげないとむしろ変に劣化させることにもつながってしまうのですね。

というわけでこの記事では、「ジーパンの洗濯」というテーマで、

  • ジーパンを洗濯しない人は「損してる」
  • ジーパンを長持ちさせるお手入れ方法
  • ジーパンに「イイ感じ」に味を出すお手入れ方法

このような流れで話を進めていきます。ジーパンを愛する全ての方におすすめできる記事となっているので、最後までお付き合いただければと思います。

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皆さん、この記事をご覧いただきありがとうございます。ジーパン大好きライターことmamoruです。ジーパンのお手入れはなかなか難しく、ハードルが高いのも事実ですが、正しい方法を知れば誰でも簡単に長持ち・色落ちさせすぎないお手入れが可能になります。この記事を読めば、皆さんもジーパン通になれますので、要チェックですよ!

ジーパンを洗濯しない人は「損してる」って知ってた?

洗濯をしている人

はい、ということで早速お話を進めていくのですが、まず皆さんに伝えたいのが、

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ジーパンを洗濯しない人は損してるぜ!

ってことなんです。まあこれだけ言われてもちょっと意味がわからないと思うので、詳細を語らせてください。

ジーパンは履いてナンボ・洗ってナンボ

まずこれを語るには、ジーパンの起源・・、すなわち空前のゴールドラッシュに沸いていた1870年代の「自由の国アメリカ」まで遡らなければいけません。

この時代は、北米の鉱山で一攫千金を狙う「鉱夫」という職業がホットで、日夜金塊を見つけるべく、男たちがゴリゴリに鉱山を採掘していました。そうしたところ、

『金掘ってたらなんかめっちゃズボン切れない?だよねだよね、めちゃめちゃズボン切れて作業どころじゃないよね』

的な感じで、作業中にズボンが擦り切れてしまうという問題がそこかしこで発生しますよね。

そこで今もなおジーパンの第一線で活躍する「リーバイス社」が、仕立て屋にキャンバス生地を使った「鉱夫用のワークパンツ」を提供します。これこそがジーパンの起源でもあり、また、リーバイス社が名を上げていく起源でもあるのです。

つまり、ジーパンとは鉱夫たちの作業着からスタートしたものであり、その根底には『ボロボロっぽいのがなんかカッコいいよね』という彼らの「生き様」が詰まっているのです。

ガンガン使ってこそ「良い味」が出る、それがジーパンだ

つまりジーパンとは、ガンガン使って「味」を出すことが本質であり、最も重要なことなんですね。しかしこの味は、単に使い続けるだけで出せるほど甘いものではありません。

というのも、いくら丈夫なジーパンでも結局は繊維からできているわけですから、履けば履くほど当然汚れ・汗などを吸ってしまい、味を出すのではなく単に「劣化」を進めるだけになってしまうから。つまり、味を出すには、

『ガンガン履き込んで、適度にお手入れする』

ことこそが、最も重要なことなんです。そしてこのお手入れのほとんどを占めるのが、ズバリ「洗濯」になるということなんですね。

でも、確かに「過度な色落ち」が怖いのも事実・・

ただ一方で、現代のジーパンは昔のジーパンとは異なり、色味も大事な要素になってますよね。インディゴカラー一辺倒だった過去のジーパンとは異なり、白とか赤とか緑とか、果ては虹色とか、当時の鉱夫たちが見たらビックリしてしまうほどのバリエーションを誇っています。

よって、『味が出たけど色が落ちた』では満足できない方もたくさんいらっしゃりますよね。かくいう筆者も赤っぽい色味のジーパンを持っていて、かなりのお気に入りなので、色落ちには常に気を使いながら手入れをおこなってますし。

正しい洗濯方法を知って適度なダメージを入れていこう

したがって、ジーパンを長く使用し続けていきたいなら、正しい洗濯・お手入れ方法を知って、適度なダメージを入れていくことこそが大事です。もちろんダメージを入れたくなという方もいらっしゃると思うので、

『長持ち・色落ちさせ過ぎないお手入れ方法』

について次の章で解説していきます。知ってるかどうかで本当にジーパンの寿命と見栄えに関わってくるので、ジーパンが好きな方や長持ちさせたい方、あるいは出来るだけカッコよく履きたい方にこそ目を通して欲しいです。

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一般的な衣類は買った時がゴールで、そこから先は劣化していくのみですが、ジーパンはそうではありません。購入時がスタートとなり、そこから先は手入れ次第で良くも悪くも変化していくものです。この変化をポジティブなものとするためにも、次の章で解説しているジーパンのお手入れ方法をチェックしていきましょう!

お気に入りのジーパンを長持ち&色落ちさせ過ぎないお手入れ方法

ジーパンを履いている人

というわけで、ここからは皆さんのお気に入りのジーパンを長持ち、そして色落ちさせ過ぎないお手入れ方法について解説していきます。知る人ぞ知るって感じの内容となっており、これさえ見ればジーパンの手入れの全てが知れる決定版ともなっているので、最後まで目を通してみてくださいね。

なお、読者の方々にとってより分かりやすくするためにも、この章は以下のような3部構成となっています。

下準備編
ジーパンを洗濯するための事前準備。ここ無視するのは絶対NG!
洗濯編
この記事のテーマである洗濯編。最も文字数を割いている。
乾燥編
洗濯の後の乾燥にフォーカス。ジーパンの負担をかけな乾燥方法を解説。

実際の流れに添うような構成となっているので、最初の下準備編から目を通していきましょう。

下準備編

さて、まずは下準備編からです。ジーパンの洗濯をするために行っておかなければいけないことをまとめており、意外と知られていないことが多いので欠かさずにチェックしておきましょう。

ラインナップは以下の通りとなっています。

  • 型くずれ防止のためにボタン・チャックは閉じておく
  • しわしわを防ぐためにロールアップは伸ばしておく
  • ポケットの中を確認する
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細かいことが多いですが、知っているか知らないかで意外と大きな差が生まれてしまうものですよ!

型崩れ防止のためにボタン・チャックは閉じておく

まず大事なことが、『型崩れ防止のためにボタン・チャックは閉じておく』という点になります。この記事の執筆前にネットで皆さんがどんなことで悩んでいるのか、と色々と下調べしていたのですが、

『洗濯時のボタンやチャックはどうすればいいの?』

という疑問が多かったので、扱うこととしてみました。

仮に洗濯をする時にボタンやチャックが開いていると、洗濯中のデニム生地のジーパンは四方八方に広がりまくりで、結果的に元々ついていた型が緩んでしまったり癖がついたりして、かなりの劣化となってしまうんですね。

したがって、洗濯をする前に必ずジーパンのボタンやチャックはしっかりと閉じておき、型崩れを未然に防ぐようにしましょう。

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ジーパンは基本的にガッチリした作りとなっているので、洗濯時くらいしか型崩れの恐れはありません。一度形崩れしてしまうと修復はほとんど不可能ですから、洗濯前のボタンとチャックは要チェックポイントですよ。

しわしわを防ぐためにロールアップは伸ばしておく

さて、続いて言及したいのがロールアップについてですが、洗濯前はまくり上げたロールアップは伸ばしておくようにしましょう。まあこれは皆さんも感覚的に理解はしていると思いますが。

洗濯時にロールアップしたままだと、まくり上げている部分全体が1つの型となってしまい、非常に強力なシワが作られてしまいます。結果的に見栄えを大きく損なってしまう原因になるので、普段ロールアップで履いているジーパンだとしても、洗濯時だけは戻してあげてください。

ポケットの中を確認する

ボタンとチャック、そしてロールアップまで確認したら、最後にポケットの中身を確認を忘れずに!

「洗濯機ポケット問題」は人生で誰もが直面する問題だと思いますが、これをジーパンでやってしまうとなかなかに悲惨な目にあってしまうんですよね・・。

最も注意すべきなのが、レシートやポケットティッシュなど、紙系のものになります。洗濯機の中で粉々に粉砕され、それがポケットの外に流出し洗濯物全体にびっしりと張り付いてしまったら大惨事・・。とてつもない労力を割かれることになってしまうことは間違い無いです。

また、筆者が以前あったのが、ポケットに入れっぱなしだったワイヤレスイヤホンをそのまま洗ってしまった事件です。ジーパンそのものには影響は与えませんでしたが、Airpodsがぶっ壊れるという最悪の事態に陥ってしまったんです。悲しかったなぁ。

まあこんな感じで、ジーパンの中にモノが入っていると間違いなく不幸な結果に陥りますから、洗濯前のポケットチェックは必ず行うようにしましょうね!

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というわけで、洗濯前の事前準備編は以上になります。どれも地味ですが大きな違いを生むものなので、決して軽視せずに頭に入れておいてくださいね!

洗濯編

続いて洗濯編になります。先述した下準備をしっかりとこなした上で、これから解説する内容を実践してみてください。

ラインナップとしては以下の通りです。

  • 水の温度は常温がベター
  • 洗濯機のコースは「短め」でOK
  • 洗剤は中性洗剤がジーパン専用洗剤を使用
  • 念のためジーパン単体で洗う
  • ダメージジーンズは洗濯ネットに入れる

それぞれについて、詳しく解説していきますね!

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ジーパンの洗濯は、ほとんどの方が「なんとなく」でやっている部分があると思います。ここにこだわるかどうかで、ジーパンの「味」に大きな影響が出てきますので、正確な知識を身につけていきましょう。

Question:ジーパンの洗濯に洗濯機は大丈夫?

ジーパンは丈夫そうに見えるものの、水や洗剤といったものに弱い感じも否定できず、なんとなく『洗濯機大丈夫なのかな?』と不安に感じている方は多いと思います。

結論から言えば、ジーパンの水洗いに洗濯機は問題なく利用できるので、安心して大丈夫です。しかし、洗濯機は基本的に衣類に負担を強いるものでもありますから、適切な設定や水温、洗剤をチョイスしなければ思わぬ失敗をしてしまうことに繋がってしまうかもしれません。

また、かなりダメージが入っているジーパンや、自分の中で極めてこだわりの強い、一着数万円はくだらないハイブランドの一本などは、洗濯機にかけて裏目に出てしまうリスクを考えると、素直にクリーニングに出した方が無難です。

いずれにせよ、一般的なジーパンなら問題なく洗濯機の利用は可能ですので、これから言及する解説に目を通しておきましょう。

洗濯機のコースは「短め」でOK

まず皆さん気になるのが、洗濯機のコースだと思います。今の洗濯機には色々な機能があるので、どんなものを使えばジーパンにとって理想の選択設定になるのかは気になるところですよね。

洗濯機の種類やメーカーによって色々あると思うので一概には言えないのですが、一点ポイントを挙げるとすれば「短め」を意識することがとても大切です。後で解説しますが、基本的にジーパンは色落ちや色移りのリスクがあるので、単体で洗濯機を使用することになります。

そうなると、洗濯時間を短くしても汚れや汗を問題なく洗い流すことができるので、

  • ジーパンの汚れや汗を落とす
  • ジーパンへの負担を減らす

この2つの要素をバランスよく実現することができるんですよね。もちろん、しっかりと綺麗サッパリしたい、あるいはイイ感じのユーズド感を出したいということならば、長めに洗濯機にかけても問題ありません。しかし、必ず頭の中に『洗濯機の使用はジーパンに負担をかけるもの』という点は頭に入れておきましょう。

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細かい設定を色々いじるのもアリですが、筆者は色々面倒になって洗濯しなくなってしまうことが過去にあったので、「単にいつもより洗濯時間を短くする」というシンプルなやり方に落ち着きました。これで十分綺麗にして、かつジーパンへの負担を抑えられるので、是非実践してみてくださいね。

水の温度は常温がベター

洗濯機のコースについて言及しましたが、続いて水温についてお話ししていきます。こちらも結論から言えば、水温は「常温」で問題ありません(真冬の場合は若干暖かい水を使うと良いですよ)。どうして「冷水/温水」でないのかを以下で解説させていただきます。

冷水
洗剤の効果が働きにくくなるから。真冬で水が非常に冷たい場合には、「少しだけ」温めてあげるとベター。
温水
洗剤の効果が過剰に働き、さらに染料は高温になればなるほど落ちやすくなる。ジーパンへの負担が増してしまうので、温水はNG。

両者についてザッとこんな感じです。まず冷水についてですが、そもそも洗剤は水温が低すぎると活性が下がるという特性を持っているので、あまりにも冷たい水だと洗剤が必要十分の働きをしてくれず、結果的に汚れや汗の落ちが甘くなってしまうのです。これでは洗濯を行う意味が全くなくなってしまうので、冷水はNGだということです。

一方で、逆に温水は洗剤の活性を上げすぎてしまうという点と、染料(インディゴ染料)が落ちやすいコンディションになってしまうという2点の理由から、これはこれでNGになってしまうんですよね。

以上の理由から、洗濯機に使用する水温は常温がベターだという結論です。極端な水温は避けることを意識すれば、それほど大きな問題にはならないですよ!

Question:ジーパンの手洗いは問題ないの?

ジーパンの洗い方で気になるのが『手洗いはして大丈夫なのか』という点だと思います。

全体ではなく一部分が汚れてしまっているなどの場合、洗濯機ではなく手を使って部分洗いをしたいというニーズは確かにありますからね。

結論から言えば、ジーパンの手洗いはもちろん可能ですが、注意点もあります。部分的に洗ってしまうと、その場所だけが局所的に色あせてしまったり、綺麗になりすぎてしまったりして、ムラが生じてしまう可能性があるのです。

したがって、手洗いにて洗う場合には、力を入れて擦ったりはせずに、あくまでマイルドに洗うことを心がけましょう。特に耐久性に欠ける素材の場合には手洗いが致命的なダメージを与えることにもつながりません。

一方で、汚れがちな裾を洗う場合には、目立つ部分ではないので気軽に洗ってもらってOKです。

洗剤は中性洗剤かジーパン専用洗剤を使用

洗濯機のコース、そして水温ときましたが、「使用する洗剤」について気になっている方も多いですよね。こちらについて解説すると、

  • 中性洗剤
  • ジーパン専用洗剤

この2つのうちどちらかを利用すれば問題ありません。

理想を言えばもちろんジーパン専用洗剤にはなりますが、『え?そんなものあるの?』と初耳な方もいらっしゃるでしょうか?ジーパン専用洗剤がどのような特徴を持っているのかは、以下の点を参考にしてみてください。

蛍光増白剤不使用
インディゴに蛍光増白剤が絡むと、白っぽく野暮ったさを感じさせる印象になるので、これを不使用としている。
漂白剤不使用
より綺麗に見せるものだが、こちらも染料を落とす原因に。過剰な色落ちを防ぐために不使用に。
色落ち防止剤使用
色落ちを防ぐ成分を使用している製品も。「汚れを落としつつ、色は落とさない」というワガママを実現してくれる。

まず重要になるのが、「蛍光増白剤/漂白剤」という2つの成分を使用していないという点ですよね。これらの成分は本来であれば、『衣類をより綺麗にする/見せる』ためのものであり、大きなメリットを生んでくれる優れた成分です。

しかし、ことジーパンにおいては、白っぽくしてしまったり、あるいは敏感なインディゴ染めを落としてしまったりと、大きなデメリットを生んでしまうことになってしまうので、使用は必ず控えるようにしてください。

一方で、一般的な洗剤にはまず配合されていない「色落ち防止剤」というものを採用しているジーパン専用洗剤も存在しているので、これを上手に使えば、

『色落ちは極力防ぎつつも、綺麗に丸洗いできる』

なんてことも可能に。価格としてはAmazon経由で一本1,000円〜2,000円程度で入手できますから、意外と手に取りやすかったりもしますよ。ぜひ試してみてください。

一方で、専用の洗剤を用意するほど本腰を入れるつもりでない場合もあると思うので、そういったケースでは素直に中性洗剤を使用してください。そもそも洗剤とは、『同じpH(酸性度)の汚れをよく落とす』ことで知られています。

つまり中性洗剤は、酸性洗剤・アルカリ性洗剤とは異なりどのような汚れにも対応できるオールマイティさが魅力で、かつ極端な酸性度をしていないので洗浄力がマイルドです。「優しく広く洗浄する」といった特徴を持っているので、衣類に負担をかけすぎないという点でジーパンの洗剤として有用。

『理想はジーパン専用洗剤、中性洗剤でも可』

これを頭に入れて、ジーパンの洗濯に臨むようにしましょう。

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ジーパン専用洗剤にも色々と特徴があり、自分のジーパンに合ったものを選ぶ楽しさもあったりします。ダメージの入れ具合や色落ちの程度などなど、自分がジーパンをどのように履き続けていきたいのかを考えてみると、洗剤選びがより充実しますよ!

念のためジーパン単体で洗おう

先ほど少しだけ言及しましたが、ジーパンを洗濯機で洗う際には単体で洗うことが大事だったりもします。ジーパンに採用されている染料であるインディゴ染料は、他の染料では出せない独特な風合いを出してくれる反面、洗剤や水で落ちやすいという欠点があるからです。

そしてこの落ちてしまった染料が、他の衣類に付着してしまったら大惨事・・。考えただけでも恐ろしいので、ジーパンを洗う際には必ず単体で洗濯機にかけるようにしてください。

また、単体にすることで普段の選択よりも時短になることにつながり、ジーパンに余計な負荷をかけずに済むというメリットもありますよ。

ダメージジーンズは洗濯ネットに入れること

ジーパンを洗濯する際に困るのが、「ダメージジーンズ」の扱いではないでしょうか?筆者も以前、ダメージジーンズを一着所有していたのですが、その手入れの煩雑さから履かなくなってしまい、あえなく処分してしまいました・・。悲しいなぁ。

ダメージジーンズは名前の通り、すでにジーパンに大きな「傷」が与えられている状態なので、ここに洗濯機でゴリゴリに負荷を与えてしまうと履けない状態までダメージが入ってしまう恐れがあります。

したがって、洗濯をする際には洗濯ネットに入れて洗濯機を回してみてください。ジーパンが入るほどのネットを持っていない方もいるかもしれないので、1つ大きめなネットを持っておくと心強いと思います。布団などを洗濯機で洗う際にも活躍してくれるので、これを機に1つ購入してみるのも悪くないと思いますよ。

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捨ててしまった過去のダメージジーンズも、今となっては正しい知識があれば適切な洗濯をして長く履き続けられたと思っているので、無知って怖いですよね。皆さんは以上の洗濯方法を頭に入れて、これからのジーパンの洗濯に励んでみてくださいね!

洗濯機のコースは「短め」でOK
洗濯効果とジーパンへの負担を考えると、洗濯時間は短めにするのがベター。細かい設定は気にせず、時間を減らすことでダメージを調節しよう。
水の温度は常温がベター
洗剤の活性と染料の落ちやすさから、水温は冷水と温水を避け、常温がベターだという結論。
洗剤は中性洗剤かジーパン専用洗剤を使用
理想はジーパン専用洗剤、中性洗剤でもOK。色落ち防止など、多機能な洗剤を選んでみよう。
ジーパン単体で洗う
染料が落ちた時の保険と、最短で洗濯を終わらせるためにも単体で洗濯することを忘れずに。
ダメージジーンズはネットに入れる
既にダメージが入っているジーパンは、ネットに入れて丁寧に扱う。履けない状態になったら本末転倒である。

乾燥編

下準備編、洗濯編まできましたが、最後のひとしあげの「乾燥編」について解説していきます。洗濯編に比べるとちょっと地味ですが、同じくらい大事なステップなので、しっかりと目を通しておきましょう。

ラインナップは以下の通りです。

  • ハンガーにかけて陰干しする
  • パリパリ派は「のり付け」もいいかも
  • 乾燥機の使用はNG

では、順番に見ていきましょう。

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ジーパンはしっかりと乾燥させないと、型崩れや強力なシワの形成の原因となってしまいます。3つのラインナップに全て目を通し、ジーパンの洗濯方法の全てをマスターしてしまいましょう!

ハンガーにかけて陰干しする

ジーパンを洗濯機にかけた後、乾燥する際にまず大事なのが「ハンガーにかけて陰干しをする」という点です。まあ、当然と言えば当然ですけどね。理由としては以下の通りです。

  • 通気性がよく、内部までしっかり乾燥できるから
  • 自重でまっすぐ干せるので型崩れしにくいから
  • 直射日光によるダメージを防げるから

ハンガーというのがポイントで、上からつるす形になるので他の干し方よりも真っ直ぐに干すことが可能です。また、ジーパン内部が筒のような形になることで、通気性が改善されより早く・よりしっかりと乾燥することができるようになります。

また、地球上に存在するほとんどのものにとって、太陽の直射日光は毒以外のなにものでもないので、これを防ぐという意味合いもあります。特に染料なんかは紫外線によるダメージに弱いので、極力直射日光を浴びせない工夫が必要ですよ。

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最近ではジーパンなどズボン・パンツを干しやすくするようなハンガーなんかも販売されています。1本持っているだけでも全然違うので、まだ持っていない方はゲットするのもアリですね。

乾燥機の使用はNG

「ハンガーで陰干し」がジーパンを乾燥させる鉄板の方法ですが、『乾燥機が使えるのか』という点が気になる方もいらっしゃるでしょうか?結論から言えば、乾燥機の使用はNGですので、この点は必ず肝に銘じておいてくださいね。

しかし、このように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

『ジーパンってもともと作業着だったんだし、丈夫なんでしょ?だから乾燥機くらい余裕なんじゃない?』

確かに、この指摘は1部的を射ている部分があります。ジーパンの強度は他のどんな衣類より高いですから、乾燥機程度の物理的ダメージではびくともしないのは紛れもない事実です。

しかし一方で、乾燥機による熱ダメージはどうでしょう?先述したように、ジーパンは洗濯する際の水温にこだわらなければいけないほど、熱ダメージには弱いわけです。これは染料の特性によるものですが、この観点から見るとやはり、乾燥機による熱がジーパンに過剰なダメージを与えてしまうので乾燥機はNGということになります。

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急速に乾燥させたい場合など、乾燥機を使用したくなるシチュエーションもあると思いますが、そこは思いとどまりましょう。したがって、ジーパンの洗濯は時間的余裕を持って行うことが大事だということも言えるでしょう。

パリパリ派は「のり付け」もいいかも?

ジーパンの乾燥部分で言及しておかなければいけないのが、「糊(のり)付け」です。ジーパンをめぐる1つの論争として『パリパリ派かそうでないか』というものがありますが、皆さんはどちらの派閥に所属する感じですか?

ちなみに筆者は、あまりパリパリなジーパンは好きではありません。少しくたっとしてるくらいが履き心地がよく、スリムに見えるので糊付けの工程はいつも飛ばしているのですが、逆にパリパリの方が良いという方もたくさんいらっしゃると思うので、取り上げてみました。

シルエット重視のスキニージーンズなどは糊付けがあまり必要ではないですが、少しダボダボなアメカジ風のジーパンなんかだと、パリッと糊をつけてあげた方が立体的になって見栄えもアップすると思いますよ。

そして、肝心の糊付け方法についてですが、結構面倒だし手間がかかります。具体的方法は省きますが、洗濯後に洗濯のりを満遍なくしみ込ませ、そこからパリッとするまで陰干しするって感じですね。

これを毎回やるのは人によってはちょっと・・って感じる方もいると思うので、個人的に推奨したいのが「糊付けスプレー」の使用です。これは洗濯後のジーパンにプシューっと吹きかけるだけでそれなりのクオリティで糊付けができるという便利アイテムとなっていて、筆者のような女子力皆無の男性でも、気軽に衣類に糊付けできる洗濯救済グッズとも言える存在。

先述の通り、筆者はジーパンには糊付けを行っていないですが、シャツなどくたっとしてきたらプシューっとやっているので、一本持っておくと便利ですよ。

まとめ

というわけで、この記事ではジーパンの正しいお手入れ方法について、

  1. 下準備
  2. 洗濯
  3. 乾燥

この3つのステップに分けて順番に解説してきました。特に重要な洗濯のステップについては、以下の要点を押さえておくようにしましょう。

洗濯機のコースは「短め」でOK
洗濯効果とジーパンへの負担を考えると、洗濯時間は短めにするのがベター。細かい設定は気にせず、時間を減らすことでダメージを調節しよう。
水の温度は常温がベター
洗剤の活性と染料の落ちやすさから、水温は冷水と温水を避け、常温がベターだという結論。
洗剤は中性洗剤かジーパン専用洗剤を使用
理想はジーパン専用洗剤、中性洗剤でもOK。色落ち防止など、多機能な洗剤を選んでみよう。
ジーパン単体で洗う
染料が落ちた時の保険と、最短で洗濯を終わらせるためにも単体で洗濯することを忘れずに。
ダメージジーンズはネットに入れる
既にダメージが入っているジーパンは、ネットに入れて丁寧に扱う。履けない状態になったら本末転倒である。

これらの点を守った上で洗濯に臨めば、キレイさっぱり汚れを落としつつも、ジーパン自体に与えるダメージは最小限に抑えることが可能になりますよ。頻度としてはまちまちですが、数回着用したら洗濯する意識を持つことで、清潔感とダメージのバランスを取ることが可能です。

また、この記事ではジーパン専用洗剤やスプレー糊などなど、ジーパンのお手入れを行う上で便利なグッズについても紹介したので、これらのアイテムを駆使してみるのもおすすめです。

というわけで、今日はこの辺で失礼します。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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