【生乾き臭のしない部屋干しのコツ】年間通して使える部屋干しメソッドを解説します

【生乾き臭のしない部屋干しのコツ】年間通して使える部屋干しメソッドを解説します

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筆者がこの記事を執筆している現在、梅雨真っ只中で大変ジメジメしています。雨が降ると気分までジメジメして困りますが、「洗濯物」についても非常に困ってしまいますよね・・。外に干して太陽の力を借りることができればすぐに乾燥してくれますが、雨だと「部屋干し」となってしまい非常に面倒。

だからこそ、部屋干しに悩む皆さんは、以下のようなことを感じているかもしれません。

  • 部屋干しでもっと早く乾燥させたいんだけど・・
  • 部屋干しだとニオイが気になって・・
  • 部屋干しの正しいやり方が知りたいな・・

これらは部屋干しにまつわる誰しもが感じていることですが、一方で『部屋干しだし仕方ないよね』と諦めてしまっている方もいらっしゃると思います。

そこでこの記事では、「1年を通して使える部屋干しメソッド」と題して、知る人ぞ知る部屋干しの極意について皆さんに解説しています。実際の写真を用いて部屋干しの極意をバッチリ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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改めまして、皆さんこんにちは。この記事をご覧いただき、ありがとうございます。家事ライターのmamoruです。洗濯は家事の中でも存在感が強いものですが、雨が降った時にどう対処するのか、知っているかそうでないかで洗濯物の仕上がりやかかる手間が大きく変わってきます。正しい知識を簡潔かつ丁寧に扱っているので、最後までお付き合いいただければ幸いです。

「部屋干しは外干しの劣化」なんて思ってない?

洗濯物と赤ちゃん

外干しと部屋干し。この2つを比べた時に、皆さんの感覚としては以下のような式が頭の中に組み立てられるのではないでしょうか?

『外干し>>>部屋干し』

確かにこれは、一般論として言えば正しい認識だと思います。だって、外干しはハンガーとかに衣類を吊り下げて、洗濯竿にかけるだけであとは放置してれば乾いてくれますからね。しかも乾く時間も早いし、ニオイもしない。

一方で、部屋干しは、

  • 面倒くさい
  • 乾くのが遅い
  • ニオイが気になる

この3つのデメリットがセットとなって押し寄せてきますから、圧倒的に外干しの方が優れていると感じるのも無理はないでしょう。

しかし、家事を研究した人間からすれば、上記の認識は絶対的に正しいものではないのです。ということでまずは、知られざる「部屋干しのメリット」から皆さんに解説させていただきます。

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なんとなく、部屋干しは欠点の塊のようなイメージを持たれがちですが、果たして本当にそうなのでしょうか?詳しくは、次の章で確認してみましょう。

部屋干しの知られざるメリットとは?

さて、部屋干しの知られざるメリットとして、この章では、

  • 365日いつでも干せる
  • ホコリや花粉がつく心配がない
  • 紫外線の影響を受けない
  • 人目につかない

この4つを取り上げてみました。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

1:365日いつでも干せる

まず最初に取り上げた部屋干しのメリットが、「365日いつでも干せる」という点になります。

外干しは確かに簡単だし早く乾きますが、一方で『太陽が登っている時間しか干せない』という欠点がありますよね。もちろん、夜に干すことだってできますが、盗難の心配がありますし、寝ている間に雨が降ったら目も当てられない状態になってしまいます。特に水濡れNGの素材が雨に濡れたら終わりですしね・・。

しかし、部屋干しの場合には、そもそも期間限定の太陽の力を借りることはないですから、文字通り「いつだって」干すことができちゃうんですね。雨の時だってOKですし、夜の間に干すことだって可能。そして干し終わったら室内の収納にそのままGOですから、お手軽さも魅力だと言えます。

よって、部屋干しの正しい方法をマスターすれば、洗濯できる時間の幅が一気に広がることになります。言い換えれば、生活の中に自由に洗濯の時間を組み込むことができるようになるので、一度部屋干し環境を整えると、グッと生活にゆとりが生まれますよ。

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部屋干し方法をマスターしてから、筆者は今までの生活、特に日中の生活が「洗濯」に大きく左右されていたんだなということを痛感しました。もちろん、たまには外干しもしますが、最近はもっぱら部屋干しがルーティンになりつつあり、洗濯に関するストレスが減ってくれていますよ。

2:ホコリや花粉がつく心配がない

部屋干しの2つめのメリットとして挙げられるのが、「ホコリや花粉がつく心配がない」という点になります。

外干しは太陽の日差しを浴びてカラッと乾燥してくれるので、なんとなく「清潔」というイメージがあるかもしれませんが、実は目に見えない範囲ではガッツリとホコリや汚れ、果ては花粉などが付着してるんですよね。

特に道路沿いのお家に住まわれている方で、道路沿いにベランダ、ないし洗濯物を干す場所が設置されている方は、車の排気ガスが衣類を汚していて、『部屋干しをした方がいい』とすら言える状態であることはザラなんです。

よって、花粉が気になる季節や道路沿いに洗濯物を干している場合では、部屋干しをチョイスした方がキレイになる可能性があるという認識を持ってください。

3:紫外線の影響を受けない

部屋干しの3つめのメリットとしては、「紫外線の影響を受けない」という点が挙げられます。

紫外線というのは人間の目には見えない太陽からのエネルギーで、日焼けをさせるものとして有名ですよね。つまり皮膚を焼いてしまうほどの高いエネルギーを持っているのが紫外線なのですが、皮膚が焼けるのなら、当然衣類も焼けてしまいます。

また、衣類に使われている染料の一部は、「紫外線に非常に弱い」という特性を持っていることも見逃せない事実です。染料の中の化学物質次第で紫外線への抵抗性が決まるのですが、例えばジーパンのインディゴ染料なんかは紫外線に弱いとされていますよね。だから、ジーパンは日陰干しが推奨されるわけです。

しかし、部屋干しなら、こんな面倒なことは一切考えなくでOK。日光に当たる可能性が皆無なので、ガンガンお気に入りの服も干すことができちゃいますから、これも部屋干しのメリットだと言えるでしょう。

4:人目につかない

最後に注目したい部屋干しのメリットが、「人目につかない」という点になります。たまーにニュースで、『女性の下着を盗んだ疑いで・・』なんてナレーションで、下着泥棒が逮捕されたりしますが、これはまさしく『外干しをするからこそ起きる』ことなんですよね。

もちろん、下着(衣類)を盗むこと、あるいは何らかのイタズラをすることは、加害者側が100%悪いことに疑いの余地はありません。しかし、現実は無情で、結局は「自衛するしかない」わけですから、こういった面倒に巻き込まれないためにも、部屋干しを選ぶ女性が増えてきているわけです。

また、筆者の「男性の友人」でも、複数回にわたって下着泥棒をされた経験を持っていますから、やはり性別関係なく「人目につかない」という点は大きなメリットになってくれると思います。

正しく部屋干ししてメリットだけを享受しよう

というわけで、外干しにはない部屋干しだけのメリットを解説していきました。もう一度まとめてみると以下のようになります。

  1. 365日いつでも干せる
  2. ホコリや花粉がつく心配がない
  3. 紫外線の影響を受けない
  4. 人目につかない

これらのメリットを知ると『部屋干しもなかなかいいじゃん!』と思えるかもしれませんが、当然部屋干しにも皆さんがご存知の通りデメリットはあります。

適当に干すだけでは外干しの劣化にしかならないぞ

したがって、上記のメリットを最大限活かしつつも、デメリットを最小限に抑える工夫が必要です。『そんなのどうやってやるんだよ』と思われるかもしれませんが、次の章で写真付きで解説していますから、しっかりと目を通しておきましょう!

適当に干すだけでは「外干しの劣化」にしかならないのが部屋干しですが、逆に言えば、適切な干し方を実践すれば、上記メリットだけを受け取る非常に便利な干し方へと早変わり!

というわけで、次の章へとレッツゴー、です!

【部屋干しの極意】1年を通して使える部屋干しメソッドを伝授

部屋干しの悩み

ここからは、「1年を通して使える部屋干しメソッド」と題して、みなさんに部屋干しの極意をお伝えしていこうと思います。

ダラダラと文章で説明するのは分かりにくくなってしまうので、写真を交えつつ、以下の3つのセクションに分けて解説をしていきますね。

洗濯機・洗剤編
洗濯機と洗剤、つまり「部屋干しに最適な洗濯方法」について解説
干し方編
ハンガーなどへの吊るし方など、知っておきたい部屋干しの干し方を解説
環境編
どんな環境にして部屋干しをすればいいのかを解説。便利グッズもあるよ。

どのセクションも部屋干しをする上では欠かせないものとなっているので、まずは洗濯機と洗剤についてチェックしていきましょう!

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部屋干しというと干し方だけに注目しがちですが、残念ながらどれだけ干し方にこだわったとしても、部屋干し特有の乾きにくさやニオイはついて回ります。だからこそ、洗濯と環境という2つの要素に注目するのも大事なので、順番に目を通してみてくださいね。

洗濯機・洗剤編

それでは、部屋干しをする上での洗濯機・洗剤の、知っておくべき知識について解説をしていきます。

『洗濯機と洗剤って、別に部屋干しに関係なくね?』

と思われるかもしれませんが、実は関係ありありなんです。この理由も含めて、それぞれチェックしていきましょう。

洗濯機は常に綺麗にしておく

まず非常に重要なのが、『洗濯機は常に綺麗にしておく』ということです。

そもそも、部屋干しがなぜ評判が悪いのかと言えば、ひとえに「ニオイ」が原因だと思います。そして、このニオイとは、一体どこから来ているのでしょうか?皆さん考えたことありますか?

答えは、「洗濯時に付着したバイ菌」です。本来、洗濯とは衣類を綺麗にするための作業なのに、洗濯時にバイ菌が付着するって、なんだか盛大に矛盾しているような気がしていますよね?ですが、これは事実なんです・・。

というのも、基本的にどのような菌でも、私たち人間と同様に「水」がないと生きていけません。逆に言えば、水さえあれば彼らは意気揚々と、どのような環境でも元気に活動を進めていきます。

では、洗濯機は「水」についてはどうでしょうか?そうです、常時水に濡れている、バイ菌たちにとっては「オアシス」のような場所なんですね。したがって、洗濯機のお手入れを怠っている全ての家庭では、洗濯時に洗濯機のバイ菌が衣類に移っていると考えるのが自然です。

もちろん、日光の下で外干しをすことでほとんどのバイ菌は死滅しますが、部屋干しの場合は別。ということで、しっかりとした部屋干しをしたいなら、洗濯機は常に綺麗にしておく必要があるということなんですね。

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今の時代、洗濯機・洗濯槽をお掃除するための洗剤や道具は、安価で良質なものが多数販売されています。これらを定期的に利用することで、清潔な洗濯が可能になりますから、こまめなお手入れを忘れないように心がけましょう。

洗剤・柔軟剤は除菌・殺菌効果のあるものを

上述のように、洗濯時の洗濯機からバイ菌が衣類に移ることで、部屋干しの際にイヤなニオイが充満してしまうことを解説してきました。だからこその洗濯機のお手入れが大事って話だったんですが、これに加えて、衣類へ使用する洗剤や柔軟剤、漂白剤を「除菌・殺菌効果」のあるものにすることで、さらにワンランク上の部屋干しのニオイ対策が可能になります。

これは当然のことで、ニオイの原因が菌なわけですから、それを洗剤や柔軟剤でブロックすることができれば、当然ニオイの発生も抑えられるというロジックです。大抵の商品で、パッケージ部分に、

  • 殺菌作用
  • 抗菌作用
  • 除菌作用

などなど、このように記載されていますし、CMなんかでも取り上げられたりしています。簡単にどこでも手に入りますから、こういったものもぜひ利用してみてくださいね。

最近では、粉末よりも簡単に使える液体洗剤の方でも、殺菌・抗菌・除菌成分が配合された洗浄力が強めのものが用意されていたりするので、色々と試してみるのも面白いかもしれませんね!

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一昔前までは、衣類用の洗剤なんて香りで選ぶくらいしかなかったですが、現在は様々な付加価値がつけられています。部屋干しをするにはうってつけの状況となっていますので、意識して洗剤選びをしてみると良いですよ!

Check:洗濯物が「何をしてもクサイ」時の対処法は?

部屋干し特有のニオイを対策するために、洗濯機や洗剤にこだわることの重要性について解説してきましたが、

『ウチの洗濯物は何をしてもクサイんだけど・・』

と悩む方もいらっしゃるかもしれません。そういった場合には、「つけ置き」をしてみることをおすすめします。

というのも、一度バイ菌が繁殖してしまった衣類(特に靴下など)は、普通に洗ってもバイ菌が取りきれないケースがあるからです。そういった場合には、ボウルに抗菌洗剤とお湯を混ぜた洗剤液を入れて、15分〜30分程度つけておくことで効果的なバイ菌対策が可能になります。

その後、普通に洗濯機に放り込んで洗濯をすれば、大抵の場合でニオイは取れると思ってもらえればOK。もちろん、洗濯機が汚かったらまた同じことが起きるので、定期的なお手入れをした洗濯機で洗濯をしてくださいね。

干し方編

さて、部屋干しをする上での「洗濯機・洗剤」に関する正しい知識・方法を解説してきましたが、ここからはこの記事のテーマでもある「干し方」について扱っていきます。

突然ですが、部屋干しをするにあたって、最も大事なことはなんだと思いますか?色々と候補があるかもしれませんが、答えはシンプルで「スピード」です。

というのも、部屋干しに関するお悩みのほとんどが、この「スピード」に関するものだから。例えばですが、

  • 1日じゃ乾ききらない・・
  • ニオイが気になる・・

この2つの部屋干しあるあるのお悩みは、共に早く乾けば解決することのできる問題です。乾ききらないは言わずもがな、ニオイに関しても、干す時間が短くなればバイ菌の繁殖時間が抑えられるので、必然的にニオイに関してもブロックすることが可能になりますよね。

というわけで、これから紹介する干し方は、全て「スピード感」にこだわったものとなっています。部屋干しに最適化された合理的な干し方なので、今日から使える豆知識を身につけていきましょう!

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憲法で「衣食住」という文言がある通り、「衣類」の洗濯は私たちの人生と切っても切れないものです。つまり、これから紹介する干し方をマスターすれば、今後の人生でずーっと使える一生物の知識になってくれるということ!紹介する方法は3つですので、早速チェックしていきましょう。

「アーチ干し」は洗濯上級者への第一歩

まず始めに紹介する干し方が、「アーチ干し」というものです。梅雨のシーズンになると度々テレビで取り上げられる干し方なので、なんとなくイメージが湧く方もいるかもしれませんね。

言葉で話すよりも実際の写真をお見せした方が早いと思うので、こちらの写真をどうぞ。

アーチ干しのやり方

このように、「左右から中心に向かってアーチを描く」ように干すのが、アーチ干しのやり方です。

『干す順番を変えるだけで本当に早く乾くの?』と思われるかもしれませんが、本当に早く乾くんです!実際に、LIONがコンピューターでシミュレーションしているYoutubeの動画があるので、詳細は以下をどうぞ。

ご覧になってもらえれば分かりますが、一番左のアーチ干しが最も早く乾いていることが分かるので、科学的にアーチ干しの効果が証明されている格好になります。

では、どうしてアーチ干しが早く乾きやすいのかについてですが、以下の理由が挙げられます。

長めの衣類に風が当たりやすい
最も乾きにくい長めの衣類が外側にあるので、風が当たりやすく乾きやすいから。
風が通りやすい構造になっている
アーチの下部に大きな空間があり、全体的に通気性が良い構造となっているから。
気流の流れが作られやすいから
素人には理解できない理屈で、最も風の流れ(気流)が作られやすいから。

上2つに関しては我々素人でも分かりやすいですよね。「長めの衣類に風が当たりやすい」という点については、最も外側にある衣類に風が当たりやすいのは当然ですし、乾きにくい衣類が外側にあるのは非常に合理的です。

また、アーチの下の方に広大な空間が生まれているので、中心にある短めの衣類も通気性が良く、だからこそ乾きやすいというのも分かりやすい。

3つめの気流云々という話については素人には理解しにくいのですが、要するに空気の流れが作られやすい構造となっているということです。空気が流れれば流れるほど乾きやすくなるのは当然ですから、これもなんとなくは分かりますよね。

こんな感じの理由で、アーチ干しは乾くスピードを上げてくれる素晴らしい干し方となっています。「洗濯上級者」は誰でもやっている方法なので、皆さんも実践してみましょう!

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アーチにするのはちょっと面倒そうですが、毎日実践すると意外と慣れてきます。『これは中、これは外』って感じに判断できるようになってくるので、まずは実践してみることをおすすめしますよ!

袖の長いものは「逆さま」に

さて、基本的な干し方としては「アーチ干し」を実践してもらえれば、洗濯上級者への入り口に立ったと言えるでしょう。そこから一歩踏み出すためには、「袖の長い衣類」の扱いに注意する必要があります。

というのも、部屋干しはアーチ干しをしたとしても、結局乾きやすいものとそうでないもので大きく差ができてしまい、

『こっちは乾いているのに、こっちは乾いてないやん・・』

というストレスフルな展開になりがちだからです。

てことで、袖の長いものの干し方についてですが、「逆さま」を意識しましょう。逆向きにバンザイをするイメージですね。

ちょっとヘンテコな干し方にも見えますが、このように干すことで胴体部分・袖の部分の通気性がグンとアップしますし、フード付きの衣類の場合には内部に空間ができて、速乾が実現できるのです。「フードだけ湿ってる」みたいな展開は超あるあるなので、特にフード付きの衣類を干す場合には意識して欲しい干し方になります。

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上下を逆に干すだけで、乾く速度がアップするなんて・・。洗濯って意外と奥が深いですよね。国内に洗濯物について、科学者たちが真剣に議論する学会があるほどですから、そりゃ奥が深いってもんですよ。

「バスタオル」の干し方にこだわるべし

長袖の次は、「バスタオル」です。バスタオルと言えば、数多ある洗濯物の中でもひときわ存在感を放っている存在で、

  • デカイ
  • 長い
  • 厚い

洗濯物を厄介にする以上3つの要素を兼ね備えている、まさに「洗濯物のボス」とも呼べる存在です。このバスタオルをどう攻略(乾燥)するのかで、部屋干しの充実度は大きく変わってきますが、ポイントは「蛇腹」です。

バスタオルを蛇のようなぐにゃぐにゃの形をとることによって、『バスタオルが空気に触れる表面積を最大化』することができるので、より早く乾かすことができるというカラクリです。実際にやってみると分かりますが、本当に乾くのが早いので、一度みなさんに実践してもらいたい干し方ですね。

一方で、この蛇腹干しは速乾というメリットがありますが、「場所を取る」というデメリットがあります。バスタオル1枚でかなりのスペースを占有してしまうので、この点が気になる方は、

『ハンガーかけるときに、片側だけ長くして干す』

ことを意識してみると良いですよ。この干し方のポイントは「片側だけ長くする」という点で、こうすることで左右均等に干すよりも格段に通気性が上がり、結果的に早く乾いてくれるのです。しかし、筆者の経験的にやはり蛇腹には敵わないので、できればバスタオルについては蛇腹干しを推奨します。

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部屋干しの干し方については以上です。「これだけ?」と思われるかもしれませんが、これ以上扱っても覚えきれないですし、たくさんあると迷って結局やらないってことにもなってしまうので、3つに厳選してお送りしました。どれもシンプルで分かりやすい方法となっているので、ぜひ次の洗濯から実践してみてくださいね!

環境編

ここまでのお話で部屋干しの洗剤と洗濯機、さらには干し方について扱ってきましたが、最後に「部屋干しの環境」についてお伝えして、この記事を締めたいと思います。

「環境」というと分かりにくいですが、要するに「どういった状況・場所で干せば良いのか」という点ですね。ここについても凄く大事ですし、どれだけ洗剤や干し方にこだわっても、結局干す場所を間違えてしまうと水の泡ですから、しっかりと目を通しておきましょう。

意外!?お風呂場・バスルームがおすすめな環境

まず「部屋干しをする場所」についてですが、「お風呂・バスルーム」がおすすめな環境です。お風呂というとどうしても、

『なんかジメジメして乾きにくそう・・』

というイメージがあるかもしれませんが、「だからこそのお風呂」なんですよね。

というのも、お風呂は家の中でダントツで水分・湿気と戦わなければいけない空間なので、設計段階で「通気性」を一番に考えられているからです。実際、筆者の自宅のお風呂にもしっかり換気扇がついてますし、大きな窓も付いています。そしてこれは、どこの家庭でも同じですよね。少なくとも換気扇はついているはずです。

したがって、部屋干しをする際には『お風呂で換気扇を回して干す』ことを意識しましょう。

お風呂場を洗濯場に「レッツDIY」

お風呂で部屋干しする!って話してきましたが、皆さんからこんな声が聞こえてきそうです。

『お風呂場に干すところなんてないんですけど!』

確かにこれはその通りですよね。今流行りのモダンなお風呂なんかだと、お風呂自体に浴室乾燥機がついていたり、お風呂の上の方に物干し竿がついてたり、色々と便利になっていますが、とは言ってもほとんどのご家庭ではお風呂に洗濯環境がないというのが普通だと思います(筆者もそうです)。

こういう場合には、「DIY」で作っちゃいましょう!といっても、やることは簡単で、「つっかえ棒」を使うだけ。これでOK。

「お風呂用物干し竿」なんて調べればいくらでも出てきますから、それを買ってお風呂の上の方に設置すれば完成。めちゃめちゃ簡単ですよね。これをするだけで一気に部屋干しがはかどるようになるので、ぜひ実践してみてくださいね!

Check:お風呂場の使用がためらわれるなら・・

『お風呂場が部屋干しに良いってのは分かったけど、なんか気が引けるなぁ』

もしかしたら、このように思われる方もいらっしゃるかもしれません。また、色々な事情で、日中にお風呂場を使用出来ないなんてケースもあるかもしれませんが、このような場合にはどこで部屋干しを行うのが理想なのでしょうか?

部屋干しのセオリー通り行けば、「通気性の良い場所」が候補として上がってくるので、自宅内で風通しの良い場所を選んで部屋干しを行ってみてください。ただし、カーテンがあるお部屋になると、カーテンが湿気を吸ってしまって劣化してしまったり、カビが生えてしまったり・・、といった問題が生じる可能性もあります。この点は注意しましょう。

個人的なおすすめは、「エアコンのある場所」です。エアコンの除湿機能を使用すると、部屋干しにとって大敵である湿度をコントロールした条件で乾燥させることができるので、朝出かけるときに部屋干しをして、夕方・夜に帰ってきたら大抵の衣類は乾いていてくれますよ。

とはいえ、洗濯という毎日行うものに、エアコンの除湿を毎日かけておくのは、誰がどう見ても電力の浪費が激しすぎるでしょう。お金に全く困っていない方にとっては些細な問題かもしれませんが、筆者のような小市民にとってはちょっと厳しいですね・・。

このあたりをよく考えた上で、部屋干しの場所を検討してみてくださいね!

サーキュレーター(扇風機)の使用で乾燥速度をアップ!

さて、お風呂で干すことを推奨してきましたが、いくら通気性が良いと言っても出来るだけ乾く速度を上げる必要があることもまた事実です。

そのためにも、「サーキュレーター」の使用を推奨します。横文字にするとなんかカッコいいですが、要するに「扇風機」のことですね。厳密に言えば若干違うのですが、扇風機でも全然代用可能です。

使い方も簡単で、干しているところにサーキュレーター・扇風機で風を当てるだけ。これだけで乾く速度が劇的にアップし、先述のようにバイ菌の増殖時間を減らすことで、結果的に時短&ニオイ対策になってくれます。

お風呂場に併設されている洗面所から電源を引っ張ってきて、お風呂場に顔を出すように扇風機を設置すればそれでOK。一方で、サーキュレーターも扇風機も電化製品ですから、お風呂場で使用する際にはくれぐれも注意しましょう。電気と水は絶対NGなので。

乾燥機を買ったりランドリーを使うのも1つの手段だ

というわけで、以上が洗濯上級者が実践する、部屋干しの極意になります。1年を通して実践できる方法となっているので、春夏秋冬いつでもぜひ実践してみてくださいね!もう一度内容をまとめてみたので、参考にしてみてください。

洗濯機・洗剤
洗濯機はこまめな手入れを欠かさない。抗菌・殺菌効果のある洗剤を使う。
干し方
アーチ干しが基本。袖の長いものは逆さまにして、バスタオルは蛇腹、もしくは片側を長く。
環境
お風呂場で扇風機がベター。つっかえ棒でレッツDIY!

上記の内容を実践すれば、どこの家庭でも簡単に質の高い部屋干しができるようになっていますが、さらに手間を簡略化したいなら、乾燥機や乾燥機能のついたドラム式洗濯機を購入したり、あるいはランドリーを使用するのも1つの選択肢だと言えます。

お金がかかると言えば聞こえが悪いですが、洗濯は毎日行うものですから、それにかかる手間をお金で買うと考えれば、個人的にはアリかなと思ってしまいますね。特に最近のドラム式洗濯機は非常に優秀で、夜中にほぼ無音で乾燥ができちゃいますし。しかもフワッフワになってくれるのがすごいです。

部屋干しの方法を解説する記事なのに元も子もないないような気もしなくはないですが、色々な選択肢を考えた上で洗濯という家事を今一度見つめ直してみることをおすすめしますよ。

まとめ

というわけで、この記事では外干しを上回る部屋干しの極意を扱ってきましたが、いかがでしたか?部屋干しのコツは、とにかく時短を心がけて雑菌やカビの繁殖を防ぐことです。こうすることで、結果的に手間も減らせますし、部屋干し特有のあの生乾きの臭いからも解放されます。

『室内で干すなら臭いは仕方ない』と思われている方も多いですが、実際はそうではなく、やり方や工夫次第でどうにでもなるものなので、この記事で紹介した方法を参考にしてみてくださいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!ご意見や感想などあれば、遠慮なくコメント欄に記入していってください!大変励みになります。

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